知性は矛と盾。矛盾。攻撃と防御。しかし安全安心とは、関係がない。「矛と盾」を収める。矛盾なく。忌避もせず、好みもせず、収めていく。冷徹に、熱くてもいいが。

未来を知るということが、安全安心には繋がらないことが、今回の震災で判った。知的、科学的にも、そうであるし、いわゆるスピ的な、予知も無効であることが。地震予知に血道をあげておられるスピ系の方がおられたが、彼の生き方そのものが、地震予知を中心…

知的な誠実さとは何か？という、問いそのものが死んだ。知的であることは、すなわち非誠実を内包する。このことを理解することが、かろうじて誠実への繋がりを持つというだけだろう。知性は死へ向かう。老衰する。