論文評 『生体物質 ・生体プ ロセスの磁場効果 と制御』 上 野 照 剛著

http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=oubutsu1932&cdvol=67&noissue=10&startpage=1131&lang=ja&from=jnlabstract

<要約>

・水は生体内で最も重要な物質で、反磁性(反発する)
超伝導マグネットで1Tから8Tまで、磁場変化させた場合、『モーゼ効果』(水面が割れる効果、著者が仮に命名)が観察された。
※T(テスラ)磁束密度の単位。最も強力な永久磁石(ネオジム磁石)の表面磁束密度は約1.5T
・溶存酸素について 酸素は常磁性(ひきつけられる)血液中の溶存酸素への磁場の影響
・生物体内の磁性粒子はマグネタイト
・脳の局所的磁気刺激法、横隔膜や心臓へも応用


<評>

超伝導マグネットが8Tぐらいで、24Tで世界最高磁場とかを見ると、ネオジム磁石の1.5Tケッコウすごいのね、ってわかる。
超伝導磁石の世界最高磁場24Tを発生 -酸化物高温超伝導線材を用いた小型・強磁場NMR装置へ道-

酸素が常磁性(磁石に引かれる)もポイントだね。

ネオジム磁石を用いた、局所血流の増加?、なんつうことも想像できる(ジコセキニン!)