学者(儒家)と隠者(仙人、老荘)

出自から見る。儒家老荘の対立がある。学者とは、王のアドバイザーだ。もともと御用学者なのだ。学問にだけ特化した生き方をできる(させられる?)のは、王の手足、政府の手足だからだ。官学しかないのだ。民学とは、語義矛盾ではないか?

西欧で言えば、学者は教会の僧侶達(自由な僧侶達)からでてきた。まあ、分離独立した。その僧侶は法王という、王権への奉仕者だ。

学者もサラリーマンだ!、は本質をついたコトバだったのか?戯画的に、捉えていたよ、すまんのぅ。

サラリー、俸給を貰う、王権から。世俗の王から(中国 皇帝)、精神の王から(西欧 法王)。

学とは、官学だ。学は準拠する権威がいる。日本国中で、世界中で、通用するもので、ローカルな学はなく、官の策定するものだ。その中での、わずかな自由はある。

学者はサラリーマンであり、王(皇帝、法王⇒政府)に俸給を貰うものだ。昔から御用学者なのだ。サラリーマンじゃない学者は、マチュア学者という、ドイル、熊楠といった近代の特殊な現象だ。

トンデモの始祖は、老荘だ。仙人だ。官、政府の基準から外れた、あやふやなことをいう。基準外だ。医薬部外品だ。

私が老荘に親和性を感じるなら、トンデモ宣言に至るのは必然であったのだ。