書評パンフレット『白頭山の謎』

阿蘇の火山博物館にて、200円で買ったパンフ。

白頭山中国、北朝鮮国境にある。朝鮮名、白頭山、中国名、長白山。白頭山はキムイルソンの伝説があることで、記憶していた。中身を立ち読みすると、10世紀に白頭山の大爆発があり、インドネシア・タンボラ火山噴火に次ぐ、有史以降最大級の噴火の一つという。

1992年、東京都立大の町田洋教授が10世紀の世界最大級の噴火と、渤海の滅亡を結びつけた仮説を発表。

1999年に東北大と、中国、吉林大学の共同研究開始。(以前はロクに研究されていなかったという。)

文献には残っていない、しかし日本海の海底ボーリング調査で、日本の火山とは化学組成の異なる火山灰が発見。その他、樹木からの炭素同位体による測定。

俺が面白く思ったのが、世界最大級の大爆発。

現在も活動中の火山。朝鮮族満族の神話的な始祖の生まれた地とされている。


要するに聖なる山。大爆発。そそられる、チロチロ!

満州族シャーマニズム。ブクリリョンション、ヌルハチ康熙帝などがシャーマンの祭祀を行った。朝鮮族の伝承はダンクンの熊女との、異種交流譚。そそるー!

うむー、世界も広い。