『書評(実務家バージョン)小沢革命政権で日本を救え 副島隆彦×佐藤優』

小沢革命政権で日本を救え

小沢革命政権で日本を救え

箇条書き風の読書ノート

1.得意な手法
副島隆彦
陰謀説⇒共同謀議説
コンスピラシーセオリーの訳
陰謀説
おどろおどろしい(KKKのイメージ)の悪魔主義者が世界を支配している
共同謀議説
世界のパワーエリート(血族、学閥等でネットワーク化されているスモール、クローズドネットワーク)が謀議して、かれらの利益にかなう政策をエージェント(代理人 例 エージェント TAKENAKA)、ロビイスト、または大統領(エージェント OBAMA 抵抗中・・・)等が社会に潜入、浸透し推進(エージェント KENNEDYはプリンシパルに逆らい暗殺)

佐藤優
実在の個々のプレイヤーに注目するより、官僚等の集団の内在論理、内在非論理(集合的無意識 BY ユング)に注目し、意図せざる過程の累積として政変を読み解く。

2.具体的な展開
副島隆彦
実在のプレイヤーの名前、立場、顔写真!を暴くことで、「さらば暴政」を図る(例 渡部恒雄 民主重鎮 恒三の子 小泉進次郎と同じくアメリカ CSISにお世話になりました組)
佐藤優
日本の官僚組織の本音(集合的無意識)を精神分析。検察に内在する「天皇の官吏、認証官」としての強烈な誇りと驕り。

3.対世界戦略
副島隆彦
世界戦略家を自認(頼まれなくてもやってる、自負心)。誰が誰の後ろ盾か?小沢はJ.ロックフェラー。ブッシュ時代の戦争屋 アーミテージマイケル・グリーンは力を失った。マスゴミと外務省、防衛省が実態のない権力を怯え、利用する腐敗 世界戦略を冷徹に世界皇帝目線(超上から目線)で見て、国民を操っているつもりで、超帝国主義者に操られているだけの官僚を攻撃し、国民の代表による政治(政治家による政治 官僚「世界皇帝の宦官」による政治の打破)
佐藤優
植民地なき帝国主義を自覚的に実行 各国のプレイヤーの均衡、合従連衡を理解し、合理的に行動 ロシアが好きだから、中国が嫌いだからではなく、日本社会を守る発想から大人として行動