論文評『ラッ ト脳の神経終末膜電位に対するエタノー ルの効 果』栗尾和佐子 福永玲子 稲垣千代子 著
<要約>
・エタノールはアルコールね。
・神経終末膜電位は、0.8〜1.6%以上のエタノールにより脱分極した
・脱分極は細胞内外に電位差がない状態 情報伝達がない状態
・つまりアルコールで、沈静化したと
・エタノールはK+チャンネルを介するアニオン依存性のK+拡散を阻害することにより、神経終末膜電位を持続的に脱分極
・アルコールの作用として知られていたもの ドパミン性神経伝達の活性化 γ一アミノ酪酸(GABA)性神経伝達の増強
・広範な神経伝達抑制の機構は明らかでなかった
<評>
アルコールの、神経伝達物質の装飾作用は知られていたが、脳が抑制される機構は、明らかでなかった。それを神経終末膜電位の脱分極(情報伝達がなくなること)の証明を持って、抑制機構の解明としている。
膜電位測定における、分極化(活性化)、脱分極(抑制)とする手法はワカル。